こんにちは!怪虫堂店長のもじゃです!
今回はショップ紹介はおやすみして、虫にまつわる面白いお話をさせて頂きたいと思います!
皆様、トリカブトというお花はご存知でしょうか?菫(すみれ)色をした多年草で見た目はとても綺麗なお花です。
(他にも、ピンク、白、黄色等色は様々です。)
日本には約30種程が生息しており、ドクウツギ・ドクゼリと並んで日本三大毒草と呼ばれる猛毒の植物になります。
その毒の強さは毒の中でもトップクラスに強く、半数致死量(投与した動物の半数が死亡する量)は0.2〜1mgとかなり強いです。
毒性の強さランキング | |
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ボツリヌストキシン(A型) (ボツリヌス菌) | 0.00000037(mg/kg) |
サリン (毒ガス) | 0.35(mg/kg) |
トリカブト | 2~4(mg/kg) |
シアン化カリウム (青酸カリ) | 3~7(mg/kg) |
その反面、東洋では昔から漢方薬として使われており、『附子』(ぶす)と呼ばれております。なんでも、附子になる前のトリカブトの花を飲んだ人間が死んだ際、紫色の泡を吹きながら苦悶に満ちた表情で亡くなったその様子がすごく醜かった為、ブスという名前になったとか…。
そんな猛毒を持つトリカブト毒ですが、全蠍(ぜんかつ)と呼ばれるサソリから作られる漢方を同時に服用すると毒が中和され、無毒化するのです。
西洋東洋でも2000年程前から語られていた解毒法なのですが、2000年前の資料を解読して発見した方は本当に凄いですよね。
これは漢方界では知らない人はいないと言われている大塚恭男先生が発見したものであり、未だにしっかりと、科学的に証明されていない作用でもあります。
今後このような記事も少しづつあげていこうと思いますので、暇な時に読みに来て下さると幸いです!
それではまた次回!