マゴットデブリートメントセラピー

雑記
マゴットデブリートメントセラピー

俺が親父で良かったか??
こんにちは!怪虫堂店長のもじゃです!

本日は虫を使った画期的な医療法についてご紹介です!

皆様は『マゴットセラピー』という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

正確には『マゴットデブリートメントセラピー』(Maggot Debridement Therapy)と呼ばれる、壊死した部位や褥瘡などの除去に用いられる医療法です。

マゴットとは、蛆(ウジ)のことでハエの子供のことを指します。

簡単に説明をすると、壊死してしまった時や、炎症を起こし、除去以外の治療法がない場合に、その部位に消毒したウジを放つというものです。

想像しただけで鳥肌がたってしまいますが、実はこの治療法、殆ど失敗例がなく、何千年も前から行われていた方法なのです。

記録されている最も古い記録では、オーストラリアの先住民族『アボリジニー』がマゴットセラピーを行っていたという記録もあり、近代戦時中にも負傷した兵士の傷口にウジを湧かせた場合の方が良好な結果が得られたという報告もあります。

従来の外科手術による除去の場合、壊死した部位を除去する際にどうしても正常な細胞まで除去しなければならなく、人間の手がかかる為時間や金額といった制限がありました。

しかし、マゴットセラピーであれば、ウジは壊死した細胞のみを食べるため正常な細胞を傷つける心配がなく、不眠不休で食べ続けることで時間の制限も無くなります。

更に指定の医療機関による依頼があれば直ぐに取り寄せることが出来ます。

見た目の不快感というデメリットさえ我慢出来ればメリットの多いマゴットセラピー。足切断や、部分壊死といった重度の病気にも対応することが出来ます。

気になった方は是非調べてみてください。
それではまた次回!

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