侵略でゲソ!
本日の奇虫紹介記事は「アシダカグモ」です!
前回に続き日本の野生種の登場です!
名称:アシダカグモ
英名:Brown huntsman spider
学名:Heteropoda venatoria
日本にも多く生息している益虫です!
『益虫』というのは、何らかの形で人間に益をもたらしてくれる虫のことを言います。
(益虫に関する詳しい内容はまた別記事で記します!)
アシダカグモがもたらしてくれるものは害虫の駆除、主にゴキブリなどを捕食してくれる生まれながらのハンターです。一説では、一家にアシダカグモが3匹いれば大抵の家はゴキブリを全滅させることができるといわれているほどです。
日本にいるアシダカグモは茶色く、地味な色合いのものも多いのですが、海外種で俗に『ハンツマン』として売られているものはカラフルなものも多く、マニアには高値で取引されているものもあります。
飼育はそこまで難しいものではなく、2リットルペットボトルの上の部分を切って、蓋ができるような状態にしてしまえばケースは準備完了です。
カブトムシなどに用いるコバエカッターなどを二重にして輪ゴムで強めに締めれば大抵大丈夫です。不安な方はパスタケースや、蓋に穴をあけたインスタントコーヒーの入れ物でもいいです。もちろん飼育ケースでも。
床材にも比較的うるさくなく、なんでも大丈夫です。
国内産のものであれば湿度や温度も特に気にすることはありませんが、冬場は15℃以下にならないようにぐらいに考えておきましょう。
水入れはペットボトルの蓋などを用い、餌は肉食虫用のデュビアやレッドローチなどをあげれば問題ありません。
巷では『アシダカ軍曹』なんて名前で呼ばれることもあり、虫に詳しくない人が『この前家の中にタランチュラがいた!!』と騒がれることもある本種ですが、慣れているベテランの方の中には逃げ出した餌用コオロギが部屋を闊歩しているのがうざったいからとわざと捕まえてきて部屋に放つ人もいるらしいです。
それではまた次回!