タンザニアバンデッドウデムシのご紹介

タンザニアバンデッドウデムシ
タンザニアバンデッドウデムシのご紹介

貧乳はステータスだ!希少価値だ!

はろろ~ん!怪虫堂・店長のもじゃです!

本日の奇虫紹介記事は「世界三大奇虫」のご紹介です!

名称:タンザニアバンデッドウデムシ

英名:Tanzanian giant tailless whip scorpion

学名:Damon varigatus

レッグスパン(足を広げた大きさ)が17センチにも及ぶ、東南アジアを中心に生息する世界三大奇虫(ウデムシ・ヒヨケムシ・ビネガロンの総称)の一つ!

英名はwhip scorpionというが実はサソリの仲間ではなく、どちらかというとサソリモドキの近縁である。

画像を見てピンときた人がいるかもしれないが実はこの虫、『ハリーポッター炎のゴブレット』に出演しているのだ!

マッドアイ・ムーディ先生の闇の魔術に対する防衛術の授業にて、クルーシオとアバダケダブラを食らいあっけなく殺されてしまった…

まあ確かに、ウデムシのあまりにも現実離れしているその外見は、あの世界観にはぴったりかもしれない。

基本的に洞窟の天井や、樹上等に隠れており夜になると餌をハントしに森を徘徊する。

そのため、飼育する際は高さ40センチほどのケースにコルクボードや平たい木を入れておけば問題ない。

毒はなく、人間に対しても基本的に無害なので海外では害虫を捕獲してくれる益虫という認識の方が強いのではないだろうか。

昆虫を捕える際は、まずその異様な形状をした第一脚を伸ばしゆらゆらと揺れながら様子をうかがう。

そして彼の射程圏内に入ったその刹那、もうすでに哀れな虫は彼の腕に抱擁されているのだ。

この前腕に挟まれるとかなり痛い、一度手袋が敗れたことがある。

飼育する際は高温超多湿で、湿度80%以上、温度28℃程がいいと思われる。

もう一つのポイントとして寿命なのだが、小型のもので三年程、大型のものであれば五年から八年といわれてはいるが実は、彼らの確立された平均寿命というのはまだあまり解明されていないらしいのだ。

昔、私自身がイベントで購入した時、軽く四年ぐらいは生きると言われて買ったものの、たった半年ほどで逝ってしまった経験もある。

なので皆さんも、飼育を検討する際は個体によっては短い付き合いになってしまうかもしれないと覚悟を決めて大事に育ててあげてほしい。

最後に、ウデムシの最大の特徴といっても過言ではないその“移動速度”についてお話して今回の記事を締めくくろうと思う。

先ほど、餌の捕獲に関して説明した際に、『射程圏内に入ったその刹那』等と、物書きまがいな文でかっこつけてしまった。

じつはあながち間違いではなく、ウデムシのその速度はクモガタ種(クモ・ダニ・サソリ・サソリモドキが主に含まれる分類種)最速とも言われており、目にもとまらぬ速さで動くので、ケース間の移動、給餌で蓋を開けた際などは十分に注意指定していただきたい。

実害という実害こそないが、日本には一切存在しない種なのでもし逃がして誰かに発見されでもしたら警察沙汰は免れないだろう。

今回は世界三大奇虫についてでした!

次回はその二種類目についておはなししようとおもいます!

それでは!また次回!