卍解っ!!
はろろ~ん!怪虫堂・店長のもじゃです!
本日の奇虫紹介記事は「メガボール」のご紹介です!
最高難易度の虫の登場です!
名称:メガボール
英名:Pill millipede
学名:Hyleoglomeris sp.
最大6センチにもなるタマヤスデの仲間!一見大型のダンゴムシにも見えますがヤスデの一種です!
タマヤスデ種は普通のヤスデと違い、体長が短いため丸まって防御形態をとることができ、力が強いためその防御はかなり固く指をひっかける場所もないため開けることは難しい。
色合いは光沢感のあるエメラルドグリーンでとても美しいことでも有名。
飼育に関してだが極めて困難で、長期飼育等はあまり望めないし、そんな話は聞いたことがない。
湿度は70%~80%で温度は26℃ほどがいいといわれている。
餌は雑食で、腐肉や枯れ葉、朽木、フルーツなどなんでも食べるが、飼育下であれば腐葉土がメインで、たまにフルーツなどをあげるといい。
補足だが、朽木を粉々にしたものを混ぜ込むのもよく、本種は杉の朽木を特に好むといわれている。
ここまで書いておいてなんだが、このエサに関しては、通常のヤスデに有効なものであり、メガボールにも有効かと聞かれると、素直にうなずけない。
実はメガボールに関しては有効な餌というものがまだ解明されていないのである。
さて、話を戻そう。
腐葉土を使用する際は一度電子レンジで温めてから使うと殺菌することができる。
水は小さな水入れにいれておくか、霧吹きでケースの内側に吹き付けて飲ませるのがいい。
オアシスやスポンジも悪くないが、それ自体をかじって死んでしまうこともあるためお勧めはできない。
忘れていたが、床材兼餌である腐葉土には、カルシウム粉を振りかけるとよく、理由としては、タマヤスデ種は固い外殻で体を守っているためその維持にカルシウム粉がちょうどいいからである。
通気性が悪いと死ぬ、餌が口に合わないと死ぬ、乾燥すると死ぬ、暑くても死ぬ、寒くても死ぬ、全く自然界でどうやって生きてきたんだろうこいつ、と言わざるを得ない。
繁殖に関しても書きたいところだが、解明されていないものは書くことができない。
普通のヤスデの繁殖方法はについては……また別の記事で記すとしよう。
それではまた次回!!