変な名前の昆虫達【パート1】

変な名前の昆虫達【パート1】

トサカにきたぜ!!

こんにちは!怪虫堂店長のもじゃです!
前回に引き続き虫の面白いお話をしたいと思います!

トゲアリトゲナシトゲトゲ

日本にも生息するハムシ科の1種です。

さて、1匹目から強烈なのが来ましたね笑
まず結論から言うと、トゲアリトゲナシトケトゲには『トゲがあります』

何故こんなにもややこしい名前になってしまったのかと言うと、本種の発見時期が関係します。

まず最初に「ハムシ(葉虫)」という虫が発見されました。この虫の中には体がトゲトゲしているものがおり、それらを「トゲハムシ」(別名トゲトゲ)と名付けました。

その後、トゲハムシ(トゲトゲ)の似た種の中からトゲがないものが見つかります。そこで名付けられたのが「トゲナシトゲトゲ」でした。

更にその後、トゲナシトゲトゲと近い種類の中から体にトゲのない種類が見つかったのです。そうして最終的に行き着いた名前が『トゲアリトゲナシトケトゲ』になったという訳です。

もはや、最初の「トゲトゲ」と最後に見つかった「トゲアリトゲナシトケトゲ」は同種なのではないかと思ってしまいますね。

こういった名前の事を『形容矛盾』といい、トゲアリトゲナシトケトゲの名前は矛盾しているとして、一般的には「ホソヒラタハムシ」という名前が正式な名称とされています。

さて、今回は変わった名前の虫をご紹介致しました!
それではまた次回!