グーティサファイアオーナメンタル

グーティサファイアオーナメンタル
グーティサファイアオーナメンタル

人は人を助けられない、自分で勝手に助かるだけだよ。

本日の奇虫紹介記事は「グーティサファイアオーナメンタル」です!

タランチュラの中でもトップクラスの美麗種の紹介です!

名称: グーティサファイアオーナメンタル

英名:Gooty sapphire ornamental

学名:Poecilotheria metallica

インドはアンドラプラデシュ州アナンタプール県近郊にしか生息しない非常にきれいなタランチュラです!

体長は7センチほどでレッグスパンは20センチにもなります。

壁を上ることもできるいわゆる『カベチョロ』で、動きも素早く毒性もかなり高いといわれています。

その美しさ、大きさ、局地的な生息域のせいで値段も高額で、現在に至っては輸出規制がかけられワイルド個体(野生種)はなかなかお目にかかれなくなってしまいました。しかし、ほぼ繁殖個体のみの流通になった今でもその人気は衰えず、マニアには多く飼育されています

そのトリッキーな動きと速度についていけるようになれば飼育もそこまで難しくなく、初心者向けとまでは言えませんが、タランチュラの飼育をした経験のある人だったらそこまで難はないと思います。

さて、速度や凶暴性はまだしも、実は一番困るのが『カベチョロ』だという点です。

ゴキブリ等にも多い『カベチョロ』ですが、実は簡単に登れなくさせる方法があります。

“ベビーパウダー”を使うのです。薬局などで簡単に手に入れることができます。壁にまんべんなく粉を振っておけば登ってこられません。

メリットとしてはその点と、個体に対する害がないというのがあげられます。デメリットとしてはケースが白っぽく濁ってしまうので観察がしにくくなるという点もあります。ですが、安全性を考慮するならやはり施しておいて損はないと思います。

温度は24℃~27℃、湿度は70%~80%ほどで飼育でき、多頭飼育も可能です。

しかし通気には他の種類よりもうるさく、蒸れるとすぐに体調を悪くしてしまいます。

以上のことに気を遣えれば、基本的には飼育できます。

床材は保湿性の高いヤシガラ、ケースは多少高さのあるものを用意し、餌はデュビアやレッドローチなどを週に一度程投げ入れておきましょう。

タランチュラ一体目という方にはお勧めできませんが、二体目三体目の方は是非挑戦してみてはいかがですか?

それではまた次回!

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